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Bagdad Café

Ken Kanazawa/米国ラスベガス写真家

Bagdad Café

 ラスベガス近郊のモハヴェ砂漠(Mojave Desert)。そこを通るルート66号線沿いに、映画「バグダットカフェ」(※)でおなじみのバグダットの町はある。

 1883年に生まれ、長い間繁栄してきたその町は、1973年にインターステートI-44のバイパスが開通して以降、訪れる観光客も徐々に減り、やがて衰退していく。

 しかし、映画『バグダットカフェ』が1987年に制作され、テレビ番組としても放映されたことで、多くの人がその名を知るようになると、ヒストリカル・ルート66を訪れる人が、立ち寄る人気スポットとなった。

 1995年には、店の名前を映画に使われた「Bagdad Café」と改名し、店内の壁一面には、世界中からの観光客が残したサインやステッカー、名刺がびっしり貼られている。



※『バグダッド・カフェ』(原題:Out of Rosenheim、英題:Bagdad Café 西ドイツ映画、1987年。/モハーヴェ砂漠のうらぶれたカフェに集う人々と、そこに現れたドイツ人旅行者ヤスミン(ジャスミン)の交流を描く作品。

Ken Kanazawa/米国ラスベガス写真家
1980年代に渡米後、カリフォルニア州ロサンゼルスで大手旅行会社に勤務。その後、ラスベガスへ転居し、少年の頃からの夢だったアンディ・ウォーホール、キース・ヘリング、ジョン・レノンの版画を扱うPOP ART SHOPを出すも同時多発テロの影響を受け閉店。車で全米を廻り始め、アメリカの大自然、ルート66・アメリカ大陸横断、インディアン文化に魅せられレンズ越しに見る写真の世界にのめり込み、旅写真家への道を目指す。 日本旅行写真家協会所属。20年来の友人でもあるプロ・カメラマン植村正春氏に師事。現在は、米国ラスベガスを拠点として、旅のコーディネート、フォト・ワークショップ、企画、通訳などの仕事を行いながら、アメリカの大自然、ルート66・アメリカ大陸横断、インディアン文化遺跡、星の写真と精力的に活動中。

www.kenkanazawa.com

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